現場事務所事例

今('02.08.07現在)の現場事務所の状況です。

3社のJVで約2年越しの工事です。
現場事務所では5人のスタッフで動いています。各自ノート型PC持参、デスクトップPC調達しました。
ここで真っ先に設けるのがLANです。(今回の受注金額の為)無線LANは止めて有線ですが、Ethernet-LANを自分で引きました。JVであることから、自前のPC以外は仮設に含まれるリース物件で賄うため、プロッタープリンター等はLAN対応であったり非対応であったりしました。
そこで、データ集積及び出力機を接続するためのPCを1台設けて接続可能なものはMasterと名づけたPCの繋ぎ、繋ぎきれないものに対しては、ネットワークに繋ぎました。

現在使用状況

・各自PC5台
・MasterPC1台
・プロッター1台(カラー対応リース物件)
・FAX件プリンター
・カラーレーザープリンター
(・個人使用プリンター)
・モノクロレーザー1台
・カラーインクジェット1台

ここで、個人使用は別としてプロッター、FAX兼プリンター、カラーレーザープリンターの3つを1台に繋ぐのは近年のノートPCでは接続口が足りないのではないでしょうか?デスクトップ及びタワーに置いてもプリンターポート、スカジー、もう一つUSBで繋ぐ事になりそうです。また、スカジーは連結できるといっても、配線及び知識が必要です。
プリンターポート対応やUSB対応の出力機器はありますが、近年では、スカジーで複数接続は少ないかもしれません。
現状では、朝、事務所へ行ったらMaster−PCに電源を入れます。そして、Masterにデータを集積してしてある程度の周辺機器はMasterに繋いでいます。そこから、各PCをLANに接続し、データを引き込んで処理、そしてMasterに保存という形をとっています。
MasterのデータのBack-UpにはMO及び一定期間のCD-Rへの保存という形で行っています。また、Master−PCのドライブは2つあり起動ドライブとデータドライブは物理的別のはーディスクドライブですので、そのまま、(たとえば)DドライブからCドライブにコピーをとっておく事もしています。

各種、着工前書類から施工図データ、デジタル写真管理、現場安全管理に至るまで、一箇所に集積し、スタッフは担当者が居なくても閲覧することが可能な状態です。写真管理においては、工程管理。品質管理に置いても後日確認が可能なように、画素数を写真管理基準よりも細かく設定して、PCでの画像拡大機能により確認しやすくなっています。

実際の使用の感想ですが、現場作業には必ず出力図面や書類が必要なのが現状です。現在では最終出力書類の為にデジタル化している面が強いですが、発注者・元請施工者・協力業者の間でも、施工期間内では紙に出力したものでやり取りされているのは現状です。
実際、の最終出力に対して紙ベースで出力及びコミュニケーションをとるのが現状ですので、出力したもの管理やチェックバックは今以上に重要視されるものとなってきています。

’03.10.16

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