上の写真が茶道口側から見た完成写真です。
6畳間が4畳半と床の間・押入に変わりました。

右の写真は茶道口から見た写真です。天井に釜蛭釘も打ちました。

全体的に壁が少ない昔の造りの形を残した間取りでしたのでレイアウトしやすい間取りであったと思います。
近年の家の造りは部屋を廊下でつなぐ形式が多いため、2方向に出入口がある造りになっていないことが多いと思われます。
完成と工事費の検証
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工事費

大工手間 8人工×20,000=160,000
木材(柱・下地材等)     20,000(注1)
ボード類             5,000
畳表替    5.5畳×5,500=30,250(注2)
クロス              20,000

合計              235,250円

上記は造作工事のみで、解体・処分費、養生費、管理費、消費税は含まれておりません。

(注1)自社工事なので倉庫の古材を使用しておりますので低めの金額になっています。
(注2)畳表の仕様によって金額が異なります
風炉の時の電熱器用にコンセントもつけました。多少、目障りになりますが昼間は外からの明りでそれほど気になりません。
自社の在庫整理もありまして床框などは古材を仕様しておりますので、材料的には抑えられた額になりました。また、大工手間はその時々の状況で大きく変わる要因ですが、自社の改造なので細かい納まりは目をつぶっていることもありますが、お客様の家の場合は懇切丁寧にやろうとしますので増えてくる可能性はあります。
また、炉を切るだけの作業で分けると
大工手間 1人工×20,000円
雑材         10,000円程度
畳替え       (仕様による)
プラス管理費、消費税、その他
の費用で可能です。

これが高いか?安いか?は作られてからの茶の楽しみ方にもよってくることは間違いないと私は思います。